ニトリに徹底対抗|ヤマダから99,800円のドラム式洗濯機出たけど、結構売れそうな…予感

いらっしゃいませ、家電の虎です。

ニトリで去年話題になりました、99800円のドラム式洗濯機。まあかなり世の中の反応がすごかったですよね。

でも気になる機能は若干心配な点もありました。

そして今年は同じ99800円でヤマダのデンキさんからドラム式洗濯機が登場しました!

先に感想言いますがニトリより間違いなく良いと感じました。そして大手メーカーの販売台数減っていくだろうなと。

まずどんな機能があるのか、そしてニトリのモデルとどう違うのか比較していきます。

①ヤマダデンキのドラム式洗濯機の特徴

②ニトリとヤマダのドラムの比較

③大手メーカーのライバル機種

④ヤマダのドラム式洗濯機はこんな方におすすめ

⑤ちょっと小話

⑥まとめ

今回の動画はこのような順で解説していきます。

目次

ヤマダデンキのドラム式洗濯機の特徴

ヤマダデンキのドラム式洗濯機YWM-YV90N

【本体外観】

まずは本体の外観から解説していきます。

本体の型式は【YWM-YV90N】という型番です。

洗濯容量9キロ、乾燥4.5キロと、ファミリー向けでも容量は十分です。

本体サイズは幅596mm×奥行656mm×高さ1003mmと小ぶりなサイズ感です。

ニトリの10キロ洗濯ドラム式洗濯機の【ND100KL】のサイズは幅600mm奥行595mm高さ857mmと比較するとし多少大きくなります。

ニトリのドラム式洗濯機は洗濯槽がアクアのドラム式洗濯機のように横型ですが、ヤマダのドラム式洗濯機はパナソニックなどのドラム式洗濯機と同じななめドラムなので、その辺の影響を受けて奥行きと高さが高くなっています。

本体の脚部の寸法は幅511mm奥行き431mmと小型の縦型洗濯機よりもコンパクトになっています。

性能面

次に【性能面】について解説します。

かなりニトリのドラム式洗濯機を意識しているのを感じ取れる作りになっています。

乾燥の方式はヒーター乾燥方式を採用していて、洗剤自動投入機能、スマホ連動機能は搭載されていません。

洗剤ケースは従来のように使用する分量をその都度入れるようになっています。

温水洗浄は搭載していて、15℃、30℃、40℃、60℃の温水洗浄に対応しています。

そして、乾燥フィルターレスになっています。

ニトリのドラム式洗濯機でもそうですが、ヤマダ電機のドラム式洗濯機でも同じ仕様にしたようです。

ヤマダデンキのドラム式洗濯機には【トリプル自動お掃除】機能が搭載されています。

①乾燥フィルター自動お手入れ

②洗濯槽自動お手入れ

③ドアパッキン自動お手入れ

この3つがすべて備わっています。

1つ目の乾燥フィルター自動お手入れは日立のビッグドラムやニトリのドラム式洗濯機でも搭載されている機能で、乾燥後に本体の乾燥フィルターについたホコリを洗浄するという機能です。

2つ目の洗濯槽自動お手入れは、洗濯に使用した洗剤、柔軟剤の残りを洗浄してくれるという機能です。

この機能は様々なドラム式洗濯機に搭載されていて、縦型洗濯機にも搭載されていますが、ニトリのドラム式洗濯機には搭載されていないんですよね。

そして3つ目のドアパッキン自動お手入れ機能も搭載されています。

本体前面のパッキンの隙間の糸くずや洗剤残りを洗浄する機能です。

日立が最初に搭載したのを見たときは、「おっ、良い機能だなあ」と思いましたが、乾燥フィルター自動お手入れ機能と共に一緒に真似されたようです。

最近のヤマダデンキオリジナルの洗濯機は縦型でも販売されているんですけど、ROROという名称が付けられています。

この名称が付けられている洗濯機はすべてアメリカの大手白物家電メーカーであるワールプールというメーカーがあります。

その中にワールプールチャイナという名称の会社があり、そこで製造されているそうです。

元を辿っていったら以前日本にあった家電メーカーのサンヨーに行き着き、そこで製造されているようです。

実際に店舗に行って接客を受けてみようと思って、近隣のヤマダデンキの店舗に行ったのですが、店員さんのアプローチにくる速さは早かったです。

この機種は4月26日発売予定なのですが、25日までに注文すると、支払い方法によって変わりますが、ヤマダデンキのポイントが最大10%ポイント進呈されます。

26日以降どの様になるかは不明だそうですが、税込み109,780円は変わらない見込みで、ちょっとお得に購入することができます。

また、ヤマダ電機指定の支払い方法の場合、分割無金利で購入できるようにもなっています。

ニトリとヤマダのドラム式洗濯機を比較

次にニトリのドラム式との機能の違いを見ていきます。

清潔性

①洗濯槽自動お手入れ機能

②銀イオン洗浄、すすぎ

③排水フィルター

この3点に違いがあります。

順番に解説していきます。

まず1つ目は【洗濯槽自動お手入れ機能】です。

先程も触れましたが、洗濯槽の汚れを自動洗浄する機能です。

この機能はニトリのドラム式洗濯槽には搭載されていない機能です。

2つめは【銀イオン洗浄、すすぎ】の機能です。

給水の際に、本体の内蔵している銀イオンユニットを通過することで、洗濯に使う水に銀イオンが溶け出す仕組みです。

銀イオンには抗菌、防臭の効果があり、衣類や洗濯槽に発生する、カビなどのニオイの原因菌の発生、増殖を抑える効果があります。

銀イオンは少量でも含まれていれば効果があるとされていて、皮膚にも影響はないので、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使用できます。

3つ目は【排水フィルター】です。

以前このチャンネルの動画でも解説しましたが、ご覧になっていただけたでしょうか?

ニトリのドラム式洗濯機の排水フィルターは効果がなさそうなんですよね。

排水フィルターは洗濯、すすぎの際に出た髪の毛や糸くずを排水口に流さないようにする、ドラム式洗濯機下部に設置されているフィルターです。

このフィルターがないと、排水口に糸くずや髪の毛がどんどん流れていき、最悪の場合排水口が詰まってしまいます。

ニトリのドラム式洗濯機の排水フィルターは「この作りでは、なんのゴミも取ってくれない」と言われています。

※ニトリHPから引用しました

ニトリのドラム式洗濯機の紹介ページは都度更新をかけているようで、HPの製品紹介ページにも「排水口は詰まりやすいので、月に1度糸くずを取り除いてください」と表記が追加されていました。

※この画像はニトリHPから引用しました。

ヤマダデンキのドラム式洗濯機が発売された!

ニトリのドラム式に対抗する機種だ!

と言われていたので、実物を最初に見たときに一番最初に排水フィルターを確認しました。

ニトリのドラム式洗濯機と違ってちゃんとメッシュがついてる!と思いました。

その他の点でも操作パネル見やすい表示になっていて、特に見づらいと思う点はありませんでした。

運転音

運転音についてはどちらの機種も大きく違いませんでした。

ニトリのドラム式洗濯機は洗濯時に30dB、脱水時45dB、乾燥時42dB

ヤマダデンキのドラム式洗濯機は洗濯時26dB、脱水時42db、乾燥時38dBと、ほぼ同等です。

この音量はすごく小さい音で、パナソニックのドラム式洗濯機や、低騒音設計を謳っている東芝のドラム式洗濯機より静かです。

脱水運転は37dBと東芝のドラム式洗濯機のほうが静かですが、洗濯と乾燥のときの運転音はヤマダデンキのドラム式洗濯機のほうが静かな運転音になっています。

実物を見に行ったお店では実際に運転していましたが、かなり静かでした。

使用水量

洗濯に使用する水の量も少なく、ニトリは洗濯時70L、洗濯乾燥時は109Lのところ、

ヤマダデンキのドラム式洗濯機は洗濯時65L、洗濯乾燥時95Lと少ない水量で洗濯できます。

ただ、ニトリは10キロ洗濯、ヤマダデンキのドラムは9キロ洗濯で洗濯容量が少ないので、使用水量は少なくて当たり前だなとも思います。

気になる電気代や洗濯から乾燥運転時間の長さついては、情報が公表されていないのでわかりませんでした。

接客してくれた店員さんに聞いたら

「詳細なスペックが載ったカタログがまだお店に届いてないので、僕達もわからない部分がある」と言っていました。

大手メーカーのライバル機種は?

次にニトリのドラム式洗濯機以外の機種と比較していきます。

ヤマダデンキのドラムは9キロ洗濯4.5キロ乾燥、ヒーター乾燥方式なので、各メーカーの近しい性能の機種と比較します。

パナソニック:NA-SD10HAL
日立:BD-SG110KL
東芝:TW-84GS4L
シャープES-S7K
アクアAQW-D8R

この5機種と比較していきます。

洗濯容量と乾燥容量

パナソニックNA-SD10HALは10キロ洗濯5キロ乾燥

日立BD-SG110KLは11キロ洗濯6キロ乾燥

東芝TW-84GS4Lは8キロ洗濯4キロ乾燥

シャープES-S7Kは7キロ洗濯3.5キロ乾燥

アクアAQW-D8Rは8キロ洗濯4キロ乾燥

それぞれの容量はこの様になっていて、ヤマダのドラム含め、すべてヒーター乾燥のドラム式となっています。

本体価格

価格はヤマダデンキのドラムは税込み109,780円。

NA-SD10HALは税込み197,010円

BD-SG110KLは税込みで173,800

となっています。

東芝は指定売価ではありませんが、価格コムで値段を見ると

TW-84GS4Lは税込み153,000円前後

ES-S7Kは税込み126,000円前後

AQW-D8Rは税込み14万円前後

(すべて2025年4月23日確認時点)

で販売されています。

価格面で見るとヤマダのドラムはかなり割安です。

機能面、スペック

各機種と比較していきます。

まずはパナソニックのNA-SD10HALと比較します。

NA-SD10HALには「洗剤のみ」の自動投入が搭載されていて、乾燥フィルター自動お手入れ機能は搭載されていません。

本体の外形寸法もヤマダのドラムの方が横幅4cmほど小さくなっていて奥行きと高さはほぼ同じくらいです。

日立のBD-SG110KLと比較していきます。

BD-SG110KLは洗濯、乾燥容量が日立の方が多くなっていますが、この機種にだけ乾燥フィルター自動お手入れ機能とドアパッキン洗浄機能は搭載されていません。

BD-SG110KLは幅638mm奥行き715mm高さ1043mmと、洗濯容量に違いがありますが本体の大きさは全体的にヤマダのドラムのほうがコンパクトになっています。

東芝のTW-84GS4Lとの比較です。

TW-84GS4Lは洗濯槽自動お手入れ機能、抗菌水洗浄の機能はありますが、乾燥フィルター自動お手入れ機能やドアパッキン洗浄機能は搭載されていません。

ウルトラファインバブル機能はヤマダのドラムにはありませんが、この技術は東芝の特許技術で、他メーカーには真似できないようになっています。

本体寸法は東芝のドラムのほうが奥行きと高さが僅かに小さくなっていますが、ほぼ同等の大きさとなっています。

次はシャープES-S7Kと比較します。

乾燥運転の時にプラズマクラスターイオンを発生させて衣類のケアができると言うのはES-S7Kの強みで、ヤマダのドラムには搭載されていない機能です。

また、洗濯時に使用する水の量もES-S7Kのほうが洗濯時に75L、洗濯乾燥時は80

Lと少なくなっています。

本体寸法もES-S7Kのほうが全体的にコンパクトになっています。

ES-S7Kには乾燥ダクト自動お手入れと洗濯槽自動お手入れ機能は搭載されていますが、ドアパッキン洗浄はこちらにも搭載されていません。

最後はアクアAQW-D8R比較します。

アクアはお手入れ面ではヤマダのドラムと同等で、洗濯槽自動お手入れ機能、乾燥フィルター自動お手入れ機能、ドアパッキン洗浄すべて搭載されています。

温水洗浄機能も搭載されていて、スペック面では8キロ洗濯4キロ乾燥の容量の面でしか上回っている部分がありませんでした。

本体のサイズもAQW-D8Rのほうが小さくなっています。

流石に価格面ではヤマダのドラムのほうが安くなっています。

アクアの洗濯機は縦型もドラム式でも本当に侮れないなっていつも思います。

各メーカーのドラム式洗濯機と比較しました。

流石に大手メーカーと比較すると見劣りする部分も多くなってきますが、価格面では圧倒的にヤマダのドラムのほうが購入しやすい値段設定になっています。

ヤマダのドラム式洗濯機はこんな方におすすめ

価格重視の人

まずは何と言っても【価格の安さ】です。

ニトリのドラム式洗濯機と比較するとたしかに負けていますが、性能面ではヤマダのドラム式洗濯機のほうが上だなと思います。

購入費用の安さと性能のバランスがいいなと思います。

抗菌水に魅力を感じる人

2つ目は【洗濯、すすぎに抗菌水を使用している点】です。

この機能は東芝のTW-84GS4Lにも搭載されていますが、この価格でこの機能が搭載されているのはすごいなと思います。

洗濯するにあたって、使用する水の清潔さというのは洗濯機本体の性能ではどうにもならない部分が多く、この機能が搭載されているのは間違いなくヤマダのドラムの強みになるはずです。

メンテナンスを怠る人

最後3つ目は【洗濯機のお手入れに時間をかけたくない方】におすすめです。

他メーカーと比較して、自動お手入れがここまで充実しているのはアクアのAQW-D8Rだけでした。

ニトリの洗濯機に対抗したということなので、自動お手入れの部分はかなり力を入れている印象を受けます。

ちょっと小話 ヤマダとニトリ

これは自分がヤマダデンキに努めていた友人から聞いた話なのですが、ヤマダデンキは家電だけでなくソファやカーテンなどの家具も一部店舗で取り扱っています。

その家具部門を始める際に、参考にした企業があります。

それがニトリです。

ヤマダデンキの家具部門に配属された友人は、競合調査の大義名分のもと、毎週ニトリに調査に行っていたそうです。

ニトリの店頭に並んでいると似ている製品を自分の店舗で見ていたそうです。

ヤマダデンキは参考にはしたが、真似はしていないと言っていたそうです。

最初はニトリもそんなに気にしていなかったらしいのですが、見た目も使いやすさもほとんど同じ製品を自社より少し安い値段帯で販売するヤマダデンキのやり方に、ニトリ経営陣の方は胸中穏やかでなかったそうです。

テレビのニュースでもヤマダデンキが家具事業に参入した際にニトリとヤマダの全面争いと報じていました。

ニトリが家電製品の販売を始めたのは、多分これが引き金になっているのかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

2024年にニトリが10万円を切る価格でドラム式洗濯機を販売したのを聞いたときは、「やるなあ」と思っていました。

ヤマダデンキの店員さんも、価格と性能のバランスがいいと言っていましたが、確かにそう思います。

これから発売されますが、先ほど解説した抗菌水ユニットとお手入れの部分はかなり評価が高くなると思います。

すでに店頭に並んでいて、接客をしていて、購入されないまでも評判はよく、購入を検討されている方もいらっしゃいます。

ドラム式洗濯機の購入を諦める理由

第一位「価格が高い」

第二位「洗濯機置場に搬入設置ができない」

この理由もかなり解決しつつあります。

洗濯時間などの詳細の性能をもう少し好評してほしいと思いますが、それでも性能は良さそうです。

ニトリとヤマダデンキから格安でドラム式洗濯機が発売され、パナソニックや日立が次にどのような製品をどんな価格で販売してくるのかも今から楽しみです。

また今後はケーズのデンキやビックなカメラさんからもこういったプライベートブランドがどんどん出てくるかと思いますので楽しみですね!

この動画が皆さんの洗濯機選びの決め手になっていただけたら嬉しく思います。

今回も最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

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