いらっしゃいませ、家電の虎です。
ハイセンスのテレビかれこれ3年ほど使用しています。
国内シェア第3位になってこれからさらに伸びようとしているメーカーさんです。
ネットの口コミも参考になりますが、今回は僕が実際に使って感じたことを店員目線でお伝えしていきます!
それではさっそく、使って見て良かった点を7つご紹介します。
使っているのは、mini LED液晶テレビのU8Nシリーズですが、ハイセンスのテレビ全体的に言えることだと思っているので、ぜひ参考にしてみてください。
ハイセンスのテレビ評判【良い点】

なんといっても価格が安い
良い点は、やっぱり価格が安いことが1番にきますね。
これはいまさらと思われるかもしれませんが、いざ購入するとなった場合、国内の他のメーカーのテレビより断然安いのはありがたい点です。
例えば、65型で同じグレードで比較しても、他社より数万円安いなんてことがあたりまえ。
冷静に考えておかしいですよね。
引越しのタイミングやそろそろ買い替えなんて計画的にお買い替えの場合だけでなく、今あるテレビが故障したから想定外の買い替えなんて場合もあるでしょう。
そんな時に価格が安いのは、やはり消費者からすれば魅力的。
この後に続くハイセンスの良かった点も、
「この価格の安さで、これだけの性能なら満足」
といった、安かったから余計に満足度が高くなっている部分もありますので、1つ目の良い点にあげさせていただきました。
画質が十分にキレイ
2つ目は画質が十分にキレイな点。
これも良い点としては非常に大きなポイントです。
やっぱりテレビは映像を見るモノで、価格が安いと映像の品質もいまいちなんじゃないか?と思われている方も多いと思います。
そんな方に伝えたいのは
「国内メーカーと比べても遜色ないですよ。1度見比べてみてくださいよ」
ハイセンスのテレビは、10年くらい前の2011年から日本で販売が開始され、正直、初めのころは品質もイマイチだったのを、今でも覚えています。
でも、2017年11月に東芝レグザを買収したあとから、画質はぐっとレベルアップしました。
現在は、レグザ(旧 東芝)と共同開発のエンジンを使っており、ネット動画のみならず地デジの画質も満足度の高い仕上がりです。
今、僕が使っているのはmini LEDプラス 量子ドットモデルですが、他社のノーマル液晶テレビより断然キレイですよ。
派手な明るさや色づかいではないですが、黒が締まっていてメリハリのある映像が楽しめています。
ハイセンスのテレビは、全体的に「明るさ」よりも「黒や色の表現」に力を入れている印象です。
ハッキリした映像が好きな方は、気に入ってもらえるんじゃないかなって思い日々使っています。
また、レグザと同じような設定メニューが用意されていて、部屋の明るさや照明の色などに合わせて映像を自動で最適化したり、番組の内容によって映像を高画質化したりなど、機能性もばっちり。
格安メーカーですが、テレビにおまかせでも最適な映像が楽しめる今のトレンドもしっかりおさえていますし、そもそも設定をいじるのがめんどうな人も、初回におまかせ機能などを「ON」にするだけでいいので楽ちんですよ。
思っていたより音が良かった
3つ目は想像していたより音が良かった点です。
これは、聞こえやすかったと考えていただけばと思います。
ハイセンスのテレビは、サブウーハーを搭載しているモデルも多く、低音もある程度しっかり出ます。
ただ、個人的には人のセリフなどが聞き取りやすかったのが良かったです。
高音質機能として、VIRフィルターやeilex FOCUS(アイレックス フォーカス) など音質を向上させる技術がいくつも採用されていて、国内の大手メーカーと比べてもひけをとりません。
もちろんサウンドバーなど、外付けスピーカーなどには勝てませんが、テレビ内蔵のスピーカーとしては不満のないレベルで良かったですよ。
薄型ベゼルがすっきりしている
4つ目は、薄型ベゼルがすっきりしていて良い、です。
ベゼルは、テレビ画面のまわるのフチ部分を指します。
ハイセンスのテレビはどれも、ベゼル部分がすっきりしており、見た目がすごくすっきりしているんです。
番組を視聴中も、ベゼル部分が視界に入りにくいので、映像に集中できるのも良かったですね。
メーカー独自の3年保証は安心感につながる
5つ目は、メーカー独自の3年保証です。
ハイセンスのテレビは、メーカー独自の3年保証が付帯しています。
これにより、店舗で購入してもネット通販で購入しても、3年間は自然故障なら無料で修理してくれるのが魅力です。
うちのテレビは、いまのところ故障は発生していませんが、テレビもやっぱり工業製品なのでいつ故障するかは分からないもの。
テレビの修理って、内容にもよりますが2,3万円かかることもざらにありますから、やっぱり修理保証は大事だと思います。
また、メーカーが自社製品に保証をつけているのは、製品品質に自信をもっているとも考えられますよね?
だって無料で修理なんてメーカーからしたら余計なコストでしかありません。
それでも3年間保証を用意しているのは、ユーザーからすると嬉しいものです。
もし視聴者の方で、「ハイセンスは中国メーカーだし故障が心配だよね」って方がいるなら、この3年間保証で多少は安心してもらえるんじゃないでしょうか。
リモコンの操作感は他社と比べても不満を感じない
6つ目は、リモコンの操作感が他社と比べても、サクサク動いて不満を感じない点です。
近年のテレビは機能が豊富になり、ものによってはリモコンでのレスポンスがいまいちの機種もあります。
ハイセンスのテレビでは、番組の切り替えや番組表の表示、ネットコンテンツの起動など、各操作に対してテンポの悪さは特に感じられませんでした。
YouTubeなどで動画を検索するときも、画面をスクロールする場合なども、もたつくことはないですよ。
音声操作であるVIDAA Voiceについても、あんがいレスポンスが早く、日本語の認識間違いも少なくて良かったです。
興味がある方は、1度店舗などで実際に試してみるのも面白いと思います。
トレンドの機能はだいたい網羅されている
良い点のラスト7つ目は、トレンド機能はだいたい網羅されている点です。
安いだけじゃないハイセンスのテレビ。
近年のテレビにあって便利な機能はだいたい採用されています。
例えば、iPhoneなどのApple製品をワイヤレスでテレビに映し出す「Apple Airplay2」や、Bluetooth機能によるスピーカーやワイヤレスイヤホンとの接続機能。
外付けHDDへの2番組同時録画機能に、録画した番組を別の部屋で視聴できる「Anyviewホームサーバー機能」など、他のメーカーができることはだいたいできます。
特にiPhoneユーザーの僕だとAir play2は便利で、簡単な操作で家族との写真や動画を大画面にパッと表示できるので、利用機会は多かったですね。
もちろん、レグザゆずりの優れたゲームモードも搭載。
快適なゲームプレイのために、自動で低遅延モードへ切り替える「ALLM」や、画面の表示ずれを軽減する「VRR」、ボタンを押してからの表示遅延が少ない約0.83msのゲームモードPro。
ゲームをガッツリ楽しみたい自分にも、満足度の高いテレビでした。
「価格が安いけど、できることが少ない」なんてこともないので、そのあたりは十分な機能性だとご紹介できますよ。
さて、それでは気になる点3選をご紹介します。
ただ、あんまり不満点がなかったので絞り出すのに苦労しました。
どっちかというと、○○だったらもっと良かったのになぁ・・・
という要望みたいな感じになっていますが、ぜひ見ていってください。
ハイセンスのテレビ評判【気になる点】

サウンドバーはあった方がいい
1つ目は、サウンドバーはあった方がいい点です。
ハイセンスのテレビは、Dolbyアトモスに対応しる機種が多いですし、サブウーハーも搭載しているなど、テレビ単体としてはけっこういい音が出ます。
けど、ネットフリックスやプライムビデオなど、ネット動画で映画なんか見るときは、やっぱりパワー不足は感じちゃうわけです。
せっかく高画質で見られるのであれば、音のクオリティを上げてあげればより満足度の高い時間が過ごせます。
予算と場所に余裕があれば、ぜひサウンドバーを置くなり、ホームシアターシステムを組むなりするのがおすすめ。
より迫力のある重低音や、音に包まれる立体音響を自宅で楽しむのであれば、テレビ内蔵のスピーカーだけではちょっと物足りないってことですね。
比べるとソニーやレグザなど他社の画質には一歩劣る
2つ目は、比べちゃうと他社の上位モデルの画質には一歩劣る点です。
今、僕が使っているのはmini LED液晶テレビのU8Nシリーズ。
ハイセンスのテレビとしては、上から2番目の位置づけです。
で、例えばソニーやレグザなどの同じグレードのテレビと比べた場合、色合いや明るさ、特に映像のノイズやカクツキを抑える性能などは、やや惜しいかなと思っています。
ソニーなら明るく鮮やかな表現が得意、レグザなら地デジなどの映像もスッキリ高画質に補正してくれるなど、各メーカーの得意分野がありますが、ハイセンスはここがとびぬけている!という部分はやや弱い気もしているわけです。
ただ、この価格差でこの映像なら全く不満が出ないんですよね。
いちユーザーとしてひいき目に見てるとは思いますが、「お値段以上の画質」というのがぴったりなテレビがハイセンスだと思います。
おすすめなのは、やはりmini LEDモデルですが、例えばエントリーモデルも他社と比べて黒や色の締まりは良く、はっきりした映像がお店でも好評ですしね。
とことんまでこだわりぬいて、その時ある1番良いモノが欲しい!!って方じゃなければ、しっかり満足できるテレビとしておすすめです。
独自のサービスがあったらもっといいなと思う
気になるところ、最後3つ目は、独自のサービスがもっとあったらいいなという点です。
例えば、ソニーならソニーの映画コンテンツが楽しめる「ソニー ピクチャーズ コア」や、地デジの自動録画ができるレグザの「タイムシフトマシン」。
シャープの画面首振り機能や、他とは違ったアプリを扱っているLGの「LG Content Store」など、テレビメーカーごとに強みというか特色があるんです。
ハイセンスの場合、その強みや特色が際立っていないのがもったいないなって思います。
使っていて良かった点として、できないことが少なくトレンド機能を網羅している点をあげましたが、逆にいえば「ハイセンスだからこそ」が見えないんですよね。
うちの同僚曰く、「ハイセンスのウリはコスパ。でも代名詞的なものがない気がする」とのこと。
もちろんテレビにそこまで求めていない層からすれば、そこそこキレイで価格が安い現時点でも十分だと思いますが、家電量販店の店員という立場で考えると惜しいんですよ。
自分が使っていて満足はしているからこそ、今後ハイセンスならではの強みができたらもっと良いなぁと思います。
まとめ
それでは今回のまとめです。
本日は、ハイセンスのテレビを実際にしばらく使って、気付いた良い点と気になった点 計10個についてご紹介いたしました。
ほんとにコスパがよくて、悪い点を探す方が大変なんです。
どうしても中国メーカーの製品は無理!って方じゃなければ、ぜひ選択肢に入れてみてほしいなというのが正直な感想です。
「ハイセンスって実際のとこどうなの?」って考えている方に、少しでも参考に嬉しいです。
本日はここまでになります。
ご視聴ありがとうございました。
次回のご来店お待ちしております。