冷蔵庫|2025年おすすめは2社そして個人的に売りたくないのが1社…

いらっしゃいませ、家電の虎です。

冷蔵庫って正直好みや使い方が違うので好みのメーカーさんなどはあるかと思います。

ですが、お店で実際にお客様から説明をするとしっかり受け入れてもらえるメーカー2社とあんまりおすすめしたくないメーカーがあります。

目次

2025年おすすめしたい冷蔵庫は三菱と東芝

僕が自信を持っておすすめしたい冷蔵庫メーカーは…東芝と三菱

そしておすすめしたくないのは日立です。

え?大手の日立だめなの?って思った人や理由が気になる方は最後までご覧ください。

なるほどねってなりますので。

東芝 冷蔵庫について

それではまず東芝と三菱からお話をしていきましょう。

東芝と三菱の冷蔵庫は、機能も使い勝手も目に見えて進化しているのが、販売員目線でも、とても素晴らしいと思います。

さしずめ「特許技術の東芝」VS「デザインと品質重視の三菱」と言ったところでしょうか。

東芝2024年モデルの新機能は「きれいループ」除菌・脱臭です。

これは冷蔵室と野菜室の冷気の通り道に、除菌・脱臭をする素材を設置することで、きれいな冷気が庫内を循環。

冷気がきれいなことで、漂うニオイや菌を抑制して庫内の空気から清潔になる効果があるものです。

東芝冷蔵庫の清潔性に対しては、従来モデルからかなりこだわっていて、Ag+マルチバイオ脱臭も勿論ですが、なんといっても「UV除菌システム」は他のメーカーにはないものです。

2灯のUV-LEDで食品や庫内についた菌の繁殖を抑制。この衛生面へのこだわりは冷蔵庫だけではなく、ドラム洗濯機にもUV照射とAg+除菌水が搭載されています。

余談ですが、僕が家電量販店に入社したときに先輩社員から「冷蔵庫って結構汚れているんだよ。お醤油やソースなど目で見える汚れ以外に、雑菌なんかの目に見えない汚れがかなりあるものだ」って教わったことを思い出します。

冷蔵庫の汚れに関しては、食品や棚への付着汚れに目がいきがちですが、東芝2024年モデルは付着汚れと浮遊汚れの両面にアタック。

売り場でお客様のお話を聞いていると、食品を入れるものなので、庫内の衛生面を気にする方は結構いらっしゃいます。

その度に「お醤油やソースなど目に見える汚れ以外に、庫内の冷気からきれいな冷蔵庫です」と紹介すると、お客様の反応はとても良いですね。

また新機能はもちろんですが、野菜室の進化に関しては頭一つ抜きんでているのも、僕が東芝冷蔵庫をおすすめする理由です。

東芝と言えば「真ん中野菜室」ですが、特許技術・ミストチャージユニットが搭載されてからの野菜室の鮮度技術の進化は、もう凄すぎです!

このミストチャージユニットで野菜室内の湿度を約95%に保つことが出来ます。このミストチャージユニットで作るうるおい冷気を1日20回以上野菜室に送り込みながら、野菜劣化の原因になるエチレンガスを分解。

野菜を袋やラップ無しで、そのまま入れるだけで、約10日間の鮮度キープが出来ます。

さらにおすすめしたいのは、このミストチャージユニットを使った「使い切り野菜ボックス」

僕も一押しですが、実際に使ったお客様からも

使いかけの野菜の鮮度が落ちにくく、最後までムダなく使える

いちいちラップに包まなくても良いので、手軽に保存が出来てうれしい

など、とても好評で実際に役立っている優れものですよ。

この鮮度こだわり野菜室が実現できたもう一つのポイントが、特許技術「新鮮ツイン冷却システム」になります。

冷蔵と冷凍をそれぞれ専用の冷却器で冷やすのですが、冷蔵室も低温約2℃・高湿度約85%の「うるおい冷気」で冷蔵室全体がチルドルームに!

最近はまとまった時間でおかずを作り置きする方が多いので、この冷蔵室が全部チルドルームは響くお客様がとても多いんですね。

ここまで衛生面と鮮度にこだわる東芝は、2024年新モデルでも自信をもっておすすめ出来るメーカーです。

三菱 冷蔵庫について

三菱冷蔵庫2024年モデルの進化点は

〇デザインが一新されたこと

〇思うまま整理セットが付いたこと

この2点になります。

家電の虎さん、進化点が機能じゃないって微妙じゃない?それなのに三菱冷蔵庫がおすすめなの?ってツッコまれそうですね。

冷蔵庫のデザインは、お客様の購入ポイントの中では、とても重要です。

どんなに高機能でも、「色がキッチンに合わない」「このデザインは気に入らない」と見た目が購入ポイントなのも、実は冷蔵庫なんです。

三菱冷蔵庫2024年モデルは、透明なガラスをはめ込んだ上で、ガラスの内側にランダムな凹凸素材を配置した、自然を感じる「バイオフリックデザイン」に仕上がっています。

色調も今までとかなり変えていて

〇麻布をイメージしたグランドリネンホワイト

〇琥珀をイメージしたグランドアンバーグレー

〇粘度をイメージしたグランドクレイベージュ

の3色展開になっています。

実際に僕も冷蔵庫売り場で、実物を見てみました。

扉表面に細やかでキレイな模様が入っていて、どの色を選んでも、キッチンに合わせやすい自然なカラーでしたよ。

ぶっちゃけ言っちゃいますが、三菱冷蔵庫って性能にはかなりこだわっていますけど、カラーはイマイチやぼったい印象がありましたからね。

この一新されたデザインは、女性目線をひきつけること間違いなしですよ。

次にもう一つの進化点「思うまま整理セット」です。

従来ドアポケットには、食材を固定したり仕切ったりできる「思うままストッパー」がついていて、整理整頓がやりやすいと好評でした。2024年モデルではさらに「思うままフリーケース大・小」が加わりました。

この思うままフリーケースの使い道ですが

〇チューブ調味料セットにしてみる

〇バタージャムなど朝食セットをひとまとめにしてみる

〇使いかけの野菜をいれてみるなど

また冷蔵室内で自由自在に置けるし、奥行が有効活用できるのも嬉しいですね。

でも整理整頓BOXだったら100均グッズで十分なんじゃないの?わざわざメーカーで作る必要ってあるの?とやっぱり微妙って思った人がいるかもしれません。

純製品だからこそ、庫内の色々な場所にぴったり合って棚の奥までフル活用出来るんです!

微妙に大きさが合う様で合わない100均グッズとそこが大きな違いですよ。

もちろん僕の一押しポイントの3色LED光の力で栄養素がアップする「朝どれ野菜室」や、カチンコチンに凍らせないで使う分だけサクッと切れる「切れちゃう冷凍」も引き続き搭載されています。

2024年モデルは機能の変更はありませんが、三菱冷蔵庫の品質のこだわりは相当なものです。

設計のこだわりは

〇ドアポケットに飲料をたくさん入れた状態で、数十万回の開閉テストを繰り返す

〇冷蔵庫を満杯にしてから、さらに夏場の実使用を想定した高温試験室で、各部屋の温度が保てているかを検証

〇野菜室に小学校低学年の平均体重が相当する重りをつけても、冷蔵庫が倒れないかをテスト。これはお子さんが冷蔵庫によじ登っても転倒しないかを検証

ここまで徹底的にテストをした仕様になっています。

さらに最終検査ではすべての冷蔵庫を通電して、人の目や耳まで使った全数検査が実施されています。

ワンランク上のきれいなデザインと、とことん品質にこだわりたい方は、三菱冷蔵庫は要チェックですよ。

ここまで東芝と三菱冷蔵庫のおすすめ理由をお話ししましたが、いよいよ次に僕がおすすめしたくないメーカーの日立についてズバリ言わせてもらいますね。

日立 冷蔵庫について

日立2024年モデルの特徴は

〇最上位GXCCモデルに、冷蔵室に加えて冷凍室下段・野菜室の中の食材もスマホで見ることが出来る「冷蔵庫カメラ」が搭載された

〇真ん中野菜室VWシリーズが追加された

〇冷蔵・冷凍・野菜の温度帯が自由に設定できる「切り替えルーム」が復活したKXCXCシリーズが追加されたことです。

真ん中野菜室は近年、他のメーカーでほぼ出そろっていますし、切り替えルームも日立で以前作られていた内容なので、正直目新しさは感じません。

唯一進化したかもしれませんが、冷蔵庫カメラは正直かなり微妙な内容です。

僕たち販売員も、お店のセール事情などで、一生懸命説明するのですが、「冷蔵庫カメラは使わなさそう」「冷蔵室上のカメラ部分の出っ張りがジャマ」と、お客様の反応はかなり微妙なのは否めません。

また冷蔵庫カメラは、庫内が全部映らないというイマイチな内容で

〇食品の収納場所やドアを開ける角度によって撮影に映らない部分がある

〇氷温ルーム内・冷蔵室の奥側・ドアポケットの一部は映らない

という注意点が取り扱い説明書に明記されています。

管理したい食材は手前に置くなど、カメラ映りを考えながら食品を置く必要があったりと、実際に使う場合は相当面倒です。

これじゃあお客様には勧められないよねと、実は販売員同士でも話しているくらい微妙な機能ですよ。

また日立冷蔵庫は、年々目に見えてグレードダウンなのも、僕がおすすめしない理由です。

他のメーカーでは冷蔵庫の扉はガラスドア仕様が一般的ですが、日立冷蔵庫は上位モデルWXC・HXCC・KXCCのみがガラスドア。

それ以外ほとんどの冷蔵庫が銅板ドアにもかかわらず、他のメーカーと価格帯は対して変わらないのも、如何なものかなと疑問ですね。

ドアのグレードダウンまでは、まあ仕方がないかなと妥協していましたが、2024年モデルでは驚きのグレードダウン商品が出ました。

なんと!冷蔵室からチルドルームが消滅!

Hシリーズという、真ん中開き冷蔵庫のエントリーモデルで、普通だったらチルドルームの場所が、ただの棚になっていました。

チルドルーム消滅については、日立さん曰く「冷蔵室全体が、どこに置いてもチルドルームの温度帯なので、仕切りがなくても問題は無い」という見解のようです。

とは言っても、僕の家電販売員歴20年の中で、ファミリー世帯向け冷蔵庫でチルドルームが無い冷蔵庫を見たのは初めてです。

正直なところ目を疑いましたよね。

家電量販店あるあるの「メーカー協賛セール」で日立が当たれば、お客様にお話しもしますが、僕から進んでおすすめすることは今のところ無いと思います。

ここまで東芝・三菱・日立2024年モデルについてお話ししましたが、「では家電の虎さん、パナソニックの2024年モデルはどうなの?」と気になる方もそろそろいるのではないかと。

パナソニック冷蔵庫2024年モデルについてサラっとだけお話しておきますね。

パナソニック 冷蔵庫について

パナソニック冷蔵庫2024年モデルの進化点は

〇冷蔵庫AIカメラを搭載した新シリーズCVモデルが加わる

〇容量550Lが最上位WXのみで、他シリーズからなくなる

〇真ん中野菜室のラインナップが、カメラ付きCVモデルと、カメラ無しHVモデルに増えた

え?家電の虎さん?日立冷蔵庫でカメラは微妙って言っていたのに、パナソニックもカメラってどうなの?ってツッコミが入りそうですよね。

パナソニックAIカメラは野菜を自動認識する機能になっています。先に使った方がよい野菜や、その野菜のレシピを教えてくれる点が日立と異なる内容です。

パナソニックはそれでいいんです。「パナソニックが大好き」「パナソニックだから選ぶ」お客様が多いメーカーですからね。

まとめ

2025年おすすめしたい冷蔵庫メーカーの東芝・三菱と、おすすめしないメーカー日立について解説しました。

もちろん、メリットがあれば弱点もあります。

東芝冷蔵庫で言えば、野菜室真ん中モデルしかないので、冷凍庫をよく使うご家庭には選びにくいラインナップですし、三菱は品質にこだわるせいか?価格が他メーカーに比べると若干お高めです。

また日立もグレードダウンは否めませんが、冷蔵庫のドアにはやっぱりメモなど貼りたいよね、というお客様には地味に好評なこともあります。

冷蔵庫売り場でお客様から「どのメーカーが良いですか?」とよく質問される位に、メーカー選びは気になるところかなと。

この記事があなたの台所に合う、メーカー探しのお役に立てたら嬉しく思います。

今回はここまでになります、ご覧いただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします!

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