いらっしゃいませ、家電の虎です。
レグザから2025年モデルはマジで去年とかなり差が出ました!ものすごく良いです!
正直、これは他社も勘弁してくれよって機能が増えています!
レグザ検討中の方は絶対にご覧ください!
レグザ2025年モデルについて
さっそくですが、2025年モデルの新機能や進化ポイントを5つご紹介いたします。
①ついにテレビにも生成AIが!?『レグザAIボイスナビゲーター』

1つ目は、レグザAIボイスナビゲーター。
メーカーが発表した新製品情報のなかでも、ひときわ目を引いたのが「生成AIを利用する」といった言葉でした。
そう、今年のレグザには、Google が開発している生成AIのGeminiが利用されています。
肝心なのは、「それで何ができるのか?」ですよね。
主な使い方として、メーカーの方から実演をまじえながら教えてもらった内容としては、
・録画した番組やネット動画の検索や視聴などのサポート
・番組に出てきた単語を問いかけてみる
などが実用的なところでした。
例えば、時間があまりないときに「30分くらいで楽しめるものはない?」みたいなざっくりした質問でも、テレビの方から回答と選択肢が提示されます。
「2000年に流行ったドラマを教えて」や「○○の出演している番組を見せて」など、詳しく検索をかけなくても大丈夫。
テレビの方から、放送中の番組だけでなく、録画済みの番組やネット動画などから探しておすすめしてくれるんです。
また、見ている最中に気になったものがあれば聞いたりすることもできます。
「○○の原材料ってなんだっけ」とか「○○ってどこの国の食べ物?」みたいなことにも答えてくれ、画面の端にテキストが表示されるんです。
さすがに本家のGeminiアプリとは違うので、本格的な生成AIのような使い方は難しいですが、『テレビを楽しむ』という使い方としては新しくも細かい部分に手が届く機能として便利といった印象でした。
注意点としては、インターネットに接続が必須という点と、対話形式の使い方は今年2025年夏のアップデートで正式実装という点。
デモンストレーションしかまだ見ていませんが、期待大の機能として僕も心待ちにしています。
②実況や歓声など音のカスタマイズ『レグザAI快適リスニング』
2つ目は、レグザAI快適リスニング。
さわってみた感じとしては、ソニーの音声機能『ボイスズーム3』の上位互換って感じです。
簡単にいうと、人の声と周りの環境音とを分けて、プラスマイナス5段階ずつ計10段階の調整をすることができます。
例えばサッカーの試合を例に挙げると、
・プレイに集中したいからスタジアムの歓声(環境音)を消して実況だけを聞きたい
・試合の臨場感を楽しみたいから、実況のセリフを小さくして歓声などの環境音を協調する
といった調整ができます。
ソニーのボイスズーム3が出たときは、音量をかえずに人の声だけ大きくできることに驚きましたが、レグザAI快適リスニングはそれ以上の驚きがありました。
AIの活用がうまくいくとここまで調整ができるんだな、と。
すでに店頭に並んでいるZ670Rシリーズなどでも使える機能なので、気になった方はぜひさわってみてください。
③さまざまなコンテンツを同時に楽しむ『ダブルウインドウ』

3つ目は、2画面機能であるダブルウインドウ。
レグザとしてはここしばらくはお休みしていた機能が復活します。
昔から2画面機能を知っていたお客様なんかは嬉しいかもしれませんね。
2画面で楽しめる内容としては、
- 放送番組/HDMI と 放送番組
(例)地デジを違う番組を同時に見る
レコーダーに録画しておいた番組とリアルタイムでの番組を同時に見る
- 放送番組/HDMI と YouTube
(例)地デジの番組を見ながら、YouTubeで好きな俳優のチャンネルを見る
PS5のゲームをしながら、YouTubeで攻略動画を見る
- 放送番組/HDMI と AirPlay
(例)サッカーの試合を見ながら、スマホのLINEビデオで友達と一緒に盛り上がる
といった具合に、けっこういろいろ同時に使えます。
某メーカーの2024年モデルでも2画面機能が復活したんですが、そのときは外付けHDDへの録画が1つしかできないなど、2画面できるかわりに機能に制限があったんです。
今回のレグザは特に制限がないのはさすがだなと思います。
ひとつ知っておいていただきたいのは、2画面機能で使えるネット動画アプリは、現状ではYouTubeのみという点。
これは今後のアップデートで変わるかもしれないんですが、今のところはYouTubeだけとのことでした。
なんにせよ、2つのコンテンツをどっちも見たい欲張りさんには、あって損がない機能だと思います。
④新規格の有機ELパネル『RGB4スタック有機ELパネル』
4つ目、新しい技術のRGB4スタック有機ELパネル。
これは2025年のフラッグシップモデル・X9900Rにのみ採用されているパネルです。
詳しく説明すると長くなるので、すんごく簡単にいうと
有機ELの発光層という部品を、従来の3層から4層にし、これまで以上の明るさと色純度を実現する新しい技術です。
LGが新開発したパネルで、たぶん今年のパナソニックのフラッグシップモデルも採用するんじゃないかと思います。
このパネルにより、昨年の最上位モデル・X9900Nと比べても明るさが約1.3倍、色の再現力が約1.1倍に向上し、新開発の低反射コートにより光などの映り込みも約3割少なくなったという進化をはたしています。
正直、今回の新製品で1番強烈なインパクトがあったのはこれですね。
実物を見たときに、「キレイ」「輝いている」「映り込みがめちゃ少ない」と展示場では称賛の声が多かったです。
昨年モデルも、マイクロレンズアレイってすごい進化を果たした有機ELパネルだったんですが、それよりも確かな進化が見て取れるのですごいもんです。
もうね、有機ELテレビが暗いってのは、ほんと過去の話になったなと思います。
今年の新モデルで1番の注目ポイントだと思うので、ぜひ店頭なんかで見てみてくださいね。
⑤パワフルさが止まらないスピーカー『BAZOOKA システム』

5つ目は、パワフル重低音のBAZOOKA システム。
レグザって、もともとスピーカーへのこだわりの強いメーカーなんです。
とくに重低音が、他社のテレビに比べてもしっかり出るので、迫力や重みのあるしっかりした音が特徴なんです。
で、2025年モデルのフラッグシップ2機種にはなりますが、前年よりもさらに音がパワーアップしました。
有機ELのX9900Rはスピーカーを14個以上駆動させて最大170W以上、液晶のZ970Rは13個のスピーカーを駆使して最大150Wのパワーで、立体音響感のサウンドを見ている人に送ってきます。
もちろんスピーカーの最大出力が高ければそれだけで最高!というわけではありませんが、パワーはあるに越したことはないですし、上下左右に音を出す構造は下手なサウンドバーなら必要としないクオリティです。
店頭なんかでは、背面の壁が遠かったり天井が高かったりするので最適な環境ではないんですが、自宅のような部屋の中で見る位置の設定もちゃんとすればそうとう満足度の高いサウンドが楽しめます。
ちょっとこだわりがすぎるとさえ言えるポイントなので、個人的には進化ポイントとしてお伝えしたくなりました。
レグザ2025年モデルのラインナップは?
それでは、現在発表されている2025年モデルのラインナップをご紹介いたします。
有機ELテレビ | X9900R |
液晶テレビ | Z970R(フラッグシップ) Z770R(スタンダードモデル) Z670R(スタンダードモデル) |
2025年新モデルについては、上記合計4シリーズが発表されています。
売れ筋の液晶テレビ・Z870Nシリーズや、有機ELテレビ・X8900Nシリーズの後継機種はまだ公式発表がありませんが、人気モデルなので今後情報が出たら取り上げようと思っています。
今回分かっている4シリーズの主な特徴をまとめて解説しますね。
なお、価格については動画作成時点で分かっている発売前の予約価格になりますのでご了承くださいね。
①X9900Rシリーズ

シリーズ名 | X9900R |
画面サイズと目安の価格 | 55型 436,808円 65型 575,793円 |
パネルの種類 | 高輝度広色域 RGB4スタック有機ELパネル |
スピーカー性能 | 55型 14型スピーカー 最大出力140W 65型 18個スピーカー 最大出力180W |
タイムシフトマシン | 〇 |
回転スタンド | 〇 |
スタンドの高さ切り替え | ー |
有機ELテレビのフラッグシップモデルにあたります。
1番のポイントは、RGB4スタック有機ELパネルですね。
これはほんとにすごい!明るく鮮やか。それでも映り込みがほんとに少ない。
店舗に入荷するのが1番楽しみな機種です。
おしむらくは、77型のような大型サイズが展開されないことでしょうか。
近年は、お客様から65型よりも大きいサイズってご要望もたびたびいただきますから。
それでも今期1番の注目株になると思うテレビです。
②Z970Rシリーズ

シリーズ名 | Z970R |
画面サイズと目安の価格 | 65型 451,438円 75型 595,648円 85型 794,198円 |
パネルの種類 | 高輝度ファインMini LED液晶パネル |
スピーカー性能 | 13個スピーカー 最大出力150W |
タイムシフトマシン | 〇 |
回転スタンド | 65型 〇 75型・85型 ー |
スタンドの高さ切り替え | ー |
Z970Rは、液晶テレビのフラッグシップモデルです。
有機ELの進化がすごすぎて、冒頭ではふれなかったんですが、こちらも昨年モデルからがっつり進化しています。
明るさは約1.5倍、黒色のひきしまるコントラストは約1.3倍の表現力に性能アップ。
もちろんスピーカーもグレードアップして、より最高の映像体験が堪能できます。
85型が追加されたので、でっかいテレビが欲しい!なんてお客様の選択肢に入るようになったのも大きいですね。
大画面でがっつり楽しみたい方におすすめのモデルになりそうです。
③Z770Rシリーズ

シリーズ名 | Z770R |
画面サイズと目安の価格 | 55型 227,700円 65型 277,200円 75型 356,398円 |
パネルの種類 | 高輝度Mini LED液晶パネル |
スピーカー性能 | 7個スピーカー 最大出力60W |
タイムシフトマシン | ー |
回転スタンド | 55型・65型 〇 75型 ー |
スタンドの高さ切り替え | 〇 |
Z770Rは、レグザシリーズのなかではスタンダードモデルに位置します。
ポイントは、Mini LED液晶テレビなんだけど価格をお買い求めやすい価格設定な点。
あえて、色彩表現力をよりリアルにする量子ドットや、全自動録画機能のタイムシフトマシンなどを外すことによって低価格を実現させています。
個人的には、これは非常にささるやり方だと思いますね。
量子ドットがなくても、Mini LEDバックライトを採用すれば黒がはっきりして、全体的な映像のメリハリや立体感は増しますから。
「今までよりもきれいな映像が楽しみたいけど、できるだけ予算も抑えたい」ってお客様が多い昨今としては、けっこう選ばれるんじゃないかなと期待しています。
真ん中くらいの性能が欲しい方にぴったりかも!
④Z670Rシリーズ
シリーズ名 | Z670R |
画面サイズと目安の価格 | 43型 148,500円 50型 178,200円 |
パネルの種類 | 広色域高輝度液晶パネル |
スピーカー性能 | 7個スピーカー 最大出力60W |
タイムシフトマシン | ー |
回転スタンド | 〇 |
スタンドの高さ切り替え | 〇 |
最後、Z670Rシリーズは、スタンダードモデルの液晶テレビです。
さきほどご紹介したZ770Rとの違いは、Mini LED液晶かどうか。
基本的な性能はほぼ一緒になっています。
Z770Rシリーズが55型以上なので、50型よりも小さいテレビが欲しい方にはこちらが選択肢になるわけです。
昨年モデルのZ670Nシリーズもだいぶん人気がある売れ筋モデルだったので、本機も間違いなく売れ筋上位勢の仲間入りすると思います。
ちなみに、2025年モデルの新機能である、『レグザAIボイスナビゲーター』『レグザAI快適リスニング』『ダブルウインドウ』などは、この4機種全てに採用されています。
スピーカー性能や高画質性能に関しては、フラッグシップモデルのX9900R・Z970Rにしかないものもありますが、使い勝手に関してはどの機種でも向上していますのでご期待してくださいね。
まとめ
それでは本日の動画のまとめです。
今回は、現時点で発表されているレグザの2025年モデルについてご紹介いたしました。
新製品セミナーにも参加させていただいたんですが、ひっさびさにテレビの進化にワクワクして楽しかったです。
国内メーカーのテレビがちょっと元気なくなってきている近年ですが、レグザはまだまだ進化していますしヤル気ですよ。
たぶん、まだ夏に向けて追加の新製品も出そうな気もしますし、今年もレグザから目が離せそうにありません。
この動画で、新製品のポイントが分かりやすかったと思っていただければ幸いです。
本日はここまでになります。
最後までご視聴ありがとうございました。
次回の動画もよろしくお願いします。