いらっしゃいませ、家電の虎です。
みなさん、クイックルワイパーは1度は使用したことがあるのではないでしょうか?
ゴミも取れるしシートがウェットタイプなら水拭きも可能で衛生的ですよね?
2025年は吸引だけじゃなく様々な付随された機能がポイントになっています。
そこで今日は吸引以外にも活躍するコードレス掃除機をご紹介していきます!
コードレス掃除機は吸引だけじゃないだと?
まずはゴミを吸引する意外に、便利な機能を3つほどご紹介します。
話題や人気の機能なので、もうすでに知ってるよって方はおさらいとして。
知らなかったって方は、今後自分の生活スタイルに合うかどうか考えなら見てみてくださいね。
それでは1つ目。
水拭き機能
1つ目は、水拭き機能です。
クイックルワイパーのように、水分を含んだブラシやモップで、フローリングなど床を拭いてくれる機能が近年増えてきています。
ホコリや髪の毛などの固形ゴミを吸引してかきとるだけではなく、液体汚れや皮脂などの床のベタベタ汚れなどをキレイにふきとってくれるのが特徴です。
ゴミを吸引するだけでは、取れない汚れってありますもんね。
だからクイックルワイパーや雑巾がけみたいな水拭きが必要になるんですが、掃除機でそれをやってしまえるというわけです。
ひとくちに水拭き機能といっても、基本的には2つの方式があるのはご存じですか?
「吸引式」と「拭き取り式」です。
吸引式は、回転するモップなどで水拭きをしながら吸引もします。
メーカーや機種にもよりますが、液体汚れといっしょに固形のごみも一緒に掃除できるのが魅力です。
現在、販売されている水拭き機能をもった掃除機の多くはこちらの方式を採用しています。
対して、拭き取り式は、回転モップによる水拭きのみとシンプル。
例えば、CCPから発売されているZJ-MA42-WH
引用;https://kakaku.com/item/K0001580437/?msockid=0ff9a2f2021969c33006b7fe03ae6838
などが良い例でしょうか。
うちの店舗にも置いている製品で、ほんとに水拭きだけをするモデルです。
電動でモップが回転するので、力を入れてゴシゴシとこする必要がないので、掃除をするのが楽ちんなんですよ。
ただし、吸引式のように固形ごみを吸い取れるわけではないので、事前に掃除機でゴミを取り除いておくことが重要になります。
吸引式に比べると構造がシンプルで、お手入れするのもパッドだけだったりするので、メンテンスの点が少ない機種が多いのはメリットです。
普段は、掃除機で吸引のみ、たまに水拭き掃除を楽にしたいって方はこういった拭き取り式モデルを検討してみてもいいと思いますよ。
マイクロミスト機能
2つ目は、マイクロミスト機能。
こちらは、昨年の2024年10月に発売したNX810KM、SB70KMシリーズに搭載された業界初の機能となっています。
マイクロミストとは、タンク内の水を超音波振動で約10㎛(マイクロメートル)もの細かい粒子にする機能で、掃除機のヘッドから床面に向けて噴霧すると床のハウスダストに付着し浮き上がらせるというものです。
浮き上がったハウスダストは、マイクロミストが付着したブラシと引き寄せあい、しっかり吸引されていくという仕組みになっています。
また、フローリングのベタベタ汚れのひとつの原因である皮脂汚れについても、マイクロミストをまとったブラシが少なくしてくれる効果もあるそうです。
年末の某テレビ番組で紹介されたときは、客席からも驚きの声が上がっていましたし、パナソニックの公式HPにある検証動画を見てもその効果はすごいの一言。
モップなどによる水拭きほどべたつき汚れをとるわけではなく、あくまでも床のざらざら汚れなど、従来の掃除機のブラシではとりきれなかった汚れへのアプローチとしては非常におもしろいと思います。
注意点としては、白木などの未塗装の床や耐水性ではない床面には使わない方がいい点。
これは水拭き機能も一緒ですが、購入を検討する際には、お家の床材の確認はしておく方が無難です。
ただ、お手入れも簡単ですし、準備もタンク水を入れヘッド部分にセットするのみと手軽のため、普段づかいにも合っていると思います。
もしかすると他のメーカーも取り入れてくるかもしれない方向性の機能です。
自動ゴミ収集機能
3つ目は、自動ゴミ収集機能。
これはもう目新しさは薄れているかもしれませんが、いまだに注目度の高い機能なのでピックアップしました。
メーカーによって「ダストステーション」とか「ゴミ収集ドック」とか呼び方はまちまちですが、ようは吸引したゴミを自動で一か所に集めておく機能ですね。
これにより、毎回とか2,3回に1度捨てていたゴミを、月に1回とか捨てる手間を大きく省けるのが魅力となっています。
メーカーや機種によってゴミ収集機能の方式が違っており、シャークはダストボックス式、東芝・パナソニック・シャープ・アンカーなどは紙パック式でゴミをためておきます。
最近の傾向としては、ダストステーションには紙パック式を採用するメーカーが多いですね。
やっぱりゴミ捨て時にホコリが舞い上がりにくいとか、ダストステーション自体のお手入れの手間が少ないなどの理由が大きいんだと思います。
そりゃやっぱり手間を減らしたいのが、お客様の1番の関心ですしね。
注意点としては、ほとんどのメーカーにおいて、ゴミを自動収集する際の吸引音が大きいこと。
「ギュオーン!」みたいなけっこう大きい音が店内でも聞こえるので、お家のなかだと気にはなるんだろうなと思います。
ネットの口コミなんかでも、「赤ちゃんが置きました」とか「やっぱり音が大きかったです」みたいなものも見受けられるので、そこだけ気を付けてくださいね。
以上、3つが近年進化しているコードレス掃除機の機能です。
吸引力とかバッテリーの長持ち、または軽量化など基本性能の進化はされてきましたが、新しい方向性でより便利になるのは嬉しい話だと思います。
必ずしも必須機能ではないものの、興味を引かれたならちょっと気にしてみてくださいね。
進化したコードレス掃除機おすすめ5選
それでは、進化した機能をもつコードレス掃除機のおすすめ5選をご紹介いします。
さっそくいきましょう。
パナソニック・MC-NX810KM(マイクロミスト)
まず1つ目、パナソニックのMC-NX810KM。
マイクロミストを採用した、パナソニックの新しい試みの掃除機です。
目安の価格 89,100円(指定価格)
特徴的な機能 マイクロミスト・クリーンドック
集じん方式 スティック:フィルターレスサイクロン方式
クリーンドック:紙パック式
使用時間の目安 HIGH:約10分
AUTO:約16~28分
LONG:約35分/約70分
充電時間 約3時間
本体重量 スティック時:1.9kg
クリーンドック:3.8kg
付属アタッチメント ふとん清潔ノズル
ブラシ付きすき間ノズル
本機の特徴は何といっても、フローリングから今までも以上に微細なゴミを取り除くマイクロミスト。
ヘッドの前面部にタンクがあり、そこに水を入れてスイッチを「入」にして、あとはいつも通りお掃除するだけ。
床のざらざら汚れの原因である微細な粉塵やハウスダストを、浮かせながら吸引するのは、他社にない画期的なポイントです。
水拭きできないような床材には使うのをおすすめできませんが、水拭きとも違った感覚で掃除ができますよ。
また、自動ゴミ収集用のクリーンドックは、お手入れの少ない紙パック式。
約3.5か月に1回のゴミ捨て頻度なので、普段のお手入れやほとんどなし。
さらにNX810KMは、フィルターレスサイクロン方式により、本体のサイクロン部の吸引力低下が少ないのも嬉しい点。
プリーツフィルターがないから、ブラシでサッサっとはくようなメンテナンスはなく、定期的に丸洗いすればいいのも個人的にはおすすめです。
もちろんヘッドのブラシは、髪の毛や糸くずなどが絡みつきにくい「からまないブラシPlus」で、ブラシの毛がらみもほとんど発生しません。
吸引もメンテンナンスも性能が高い本機ですが、残念ながら指定価格商品。
お値引きできない点だけ、残念ではありますが。
マイクロミストに興味はあるけど、ちょっと価格が高すぎるなって方は、59,400円ともう少し安い価格の MC-SB70KM というモデルもありますよ。
こちらは、クリーンドックがなかったり、バッテリーの持続時間がやや短かったりと、いくつか機能が抑えめになっていますが、その分価格がお求めやすくなっていますので、予算にあわせて考えてみてはいかがでしょうか。
ダイソン・SV46 SU(水拭きタイプ)
2つ目は、ダイソンからSV46SUです。
目安の価格 97,966円
特徴的な機能 水拭き機能
集じん方式 サイクロン方式
使用時間の目安 最長約60分
充電時間 約3.5時間
本体重量 ウェットローラーヘッド装着時:3.20kg
フラフィーヘッド装着時:2.20kg
付属アタッチメント フロア ドック
ツールクリップ
毛絡み防止スクリューツール
隙間ノズル
コンビネーションノズル
こちらは、ダイソンの人気シリーズ、レーザーで床を照らすFluffy Opitic ヘッドを採用したモデルに、水拭きができるウェットローラーヘッドを同梱した製品です。
ようは、吸引掃除がしたときは従来型ヘッドを、水拭きがしたいときには水拭きローラーヘッドを使い分けられる掃除機になっています。
ウェットローラーヘッドは、キレイな水を入れる吸水タンクと、ゴミや汚れた水をためる排水タンク、それとしっかり回転して汚れを拭き取るローラーブラシで構成されています。
実際に試すと分かるんですが、スイスイ進みながらも汚れをしっかり拭き取ってくれるのがよく分かりますよ。
また、市販の床用洗剤や重曹水を吸水タンクの水にまぜてつかうことも可能で、より洗浄力の高い水拭きにも対応しているのも魅力的な点です。
難点を言えば、ウェットローラーヘッドを装着した状態だと、約3kgを超えるのでなかなかに重たくなっちゃうことですね。
後継機種とかが今後出るなら、ここはもう少し改善してほしいかなって思いますね。
それでも、さすがのダイソンなので、普段の掃除機としての吸引力やメンテナンス性、豊富なアタッチメントで使えるシーンが多いなど、スキがない製品だと思います。
いろんな場所をがっつり掃除ができるコードレスクリーナーが欲しい、プラス水拭きにも興味がある方にとっては、最高の1台になるんじゃないかなと、個人的にはおすすめです。
東芝・VC-SL130DS(クイックルワイパーで吸引と同時拭き掃除)
3つ目は、東芝からVC-SL130DSをご紹介します。
基本情報はこんな感じですが、この掃除機の面白いポイントは付属品です。
目安の価格 62,820円
特徴的な機能 ダストステーション・吸い拭き2WAYワイパー
集じん方式 本体︓サイクロン式
ダストステーション︓紙パック式
使用時間の目安 標準:約35分(約40分※2)
自動:約10分※3~20分
強:約7分
充電時間 約3.0時間
本体重量 1.4kg
付属アタッチメント 吸い拭き2WAYワイパー
2WAYノズル
「吸い拭き2WAYワイパー」が、個人的にはよく考えたなってアタッチメントで、吸い込み口の後ろにクイックルワイパーみたいなシートを取り付けられるんです。
ようは、前側の吸い込み口でゴミを吸い込みながら、後ろ側のシートで拭き掃除もできてるため、1度で両方できちゃいます。
掃除機の基本って、まずは固形ゴミなどを吸引や掃き掃除で取り除いてから、拭き掃除をする流れがあるんです。
そうすることで、拭き掃除のときにゴミを巻き込んで床を痛めることもないし、効率的に拭き掃除ができるから。
ツインバードみたいに他社でも同じような機能を持たせた掃除機はあるんですが、コードレスモデルで通常の自走式ヘッドとは別に、付属品としてこの機能を持たせたのは正直「やるなぁ!」と思っています。
約70日分のゴミをためておけるゴミステーションは、お手入れの少ない紙パック式になっている点もいいですね。
本体のカラーリングは、シフォンベージュとアッシュブラックの2種類。
マットな質感でインテリアにもなじみやすいので、すっきりしたデザインを好む方にもおすすめです。
アクア・AQC-WX1P-W(低価格 拭き掃除モデル)
4つ目は、アクアからAQC-WX1P-W。
こちらは、水拭き掃除のみにつかえるモデルです。
目安の価格 18,180円
特徴的な機能 水拭き機能
集じん方式 ー
使用時間の目安 強:約15分
標準:約30分
充電時間 約2.5時間
本体重量 3.4㎏
付属アタッチメント 専用充電台
AQC-WX1P-Wは、掃除機として吸引だけといった使い方はできず、ほんとに水拭き専用のコードレス掃除機です。
構造も、スティックに搭載された給水タンクと排水タンク、ヘッドにあるブラシと非常にシンプル。
充電台に置いて、ブラシ洗浄ボタンを押せば、掃除後のブラシクリーニングもできるので、キレイな状態を保てますよ。
店頭でお試しいただいたときも、思いのほか拭き後がべちゃべちゃになることもなく拭けました。
また、60℃までのお湯や専用の洗剤が使用できるので、汚れの状態にあわせてお掃除効率もアップさせられます。
シンプルで価格もお求めやすいがゆえに、気になる点もいくつかあります。
ブラシの自動洗浄機能はあっても、乾燥機能はないのでスタンドにたてて乾かす必要があったり。
タンクやフィルターなど、お手入れするパーツが地味に複数あったり、運転音が意外に大きかったり本体が重たかったり。
改善点はいくつかあれども、掃除機をかけたあとの水拭き用として考えるんであれば、アリかもしれないですよ。
⑤アンカー・T2070511(ロボット掃除機とハンディとコードレスの3-in-1)
最後、5つ目はアンカーから2025年1月に発売された Eufy Robot Vacumm 3-in-1 E20 です。
モデル名は長いですが、製品型番はT2070511となっています。
基本的な情報はこちら。
目安の価格 99,990円
特徴的な機能 3-in-1スタイル
自動ごみ収集ステーション
集じん方式 スティック・ハンディ部:サイクロン方式
ステーション:ダストバッグ方式
使用時間の目安 ロボット掃除機:最大180分
スティック / ハンディ掃除機:最大50分
充電時間 約3時間
本体重量 ロボット掃除機本体:約2.3kg
ステーション:約3.4kg
スティック掃除機使用時:約2.4kg
ハンディ掃除機使用時:約1.3kg
付属アタッチメント 延長ノズル
コンビネーションノズル
名前が長いので「E20」としますが、E20の目新しいポイントは、1台という1セットでコードレススティック掃除機、ハンディ掃除機、そしてロボット掃除機の3つが合体している点なんです。
メインのサイクロン機構やバッテリーは、ロボット掃除機に格納されていて、普段はロボット掃除機としてお部屋をキレイにしてくれます。
で、ロボット掃除機からサイクロン部分の「バキュームユニット」を取り外してブラシを付ければハンディ掃除機として、延長ノズルとヘッドを付ければスティック掃除機として使えるとうわけなんです。
ちなみに、自動のごみ収集ステーションもあるので、約75日間分のゴミを専用の紙パックで捨てるだけになっているので、普段のゴミ捨ての手間が省けます。
ちょっと注意点としては、付属品の延長ノズルをたてかけておくスタンドが別売りになっている点。
ロボット掃除機として使うことが多いでしょうから、ノズルを片づけておくためのスタンドは付属でも良かったんじゃないでしょうか。
このスタンド、けっこうお値段高いので注意ですよ。
あとは、スティック掃除機として使う場合の重量が、約2.4kgと重めなところ。
最近のコードレス掃除機って、重量が軽いものだと約1kg、重いといわれがちなダイソンでも約2.2kgあたりなので、ちょっと気になるかなと思います。
まあメインがロボット掃除機にあるので、気になったときに使うコードレス掃除機がセットで購入できると考えれば、許容できる範囲ではないでしょうか。
掃除機の買い替えの方だけでなく、ロボット掃除機にも興味はあるって方は、両方まとめて使える製品としては新しいスタイルとしていいかもしれませんよ。
まとめ
それでは本日の動画のまとめです。
今回は、吸引だけじゃない進化した機能を搭載したコードレス掃除機を5つご紹介いたしました。
おもには水拭きについてフォーカスしましたが、パナソニックのマイクロミストみたいに新しい技術が出てくるので、掃除機って家電はまだまだ進化していきそうですよね。
ロボット掃除機が非常に便利ですが、自分の手でしっかり掃除をしたい方もより満足できるコードレス掃除機に期待ですね。
今回の動画が少しでも参考になれば幸いです。
本日はここまでになります。
最後までご視聴ありがとうございました。
次回の動画もよろしくお願いします。